フランス編【勝手に世界一周振り返り】最も日本食にがっついた国
14ヶ国目のフランスは、ミラノからEUROLINESの夜行バスで向かった。ヨーロッパの物価が高いのと、フィンランドからイタリアまで割と弾丸で移動してきたのがあって、精神的にも体力的にも疲れていたので、フランスではゆっくりしようと決めていた。訪れた都市は首都パリと南フランスのルルドとトゥールーズ(ルルドへの経由地のためのみ)で、結果的にパリだけで1週間滞在してた形だ。
フランスの目的はパリの王道を巡るのと、母の依頼でカトリック派キリスト教の聖地であるルルドを見てくること。ただ、もう一つ急遽旅中に加えたものがある。
日本食を食べまくること
ドバイあたりから既にちゃんとした日本食(現地人好みの味にローカライズされた日本食は食べてたけども)にありつけておらず、日本食にはかなり飢えていた(笑)。トルコのカッパドキアの宿で、ヨーロッパで日本食を食べられる場所を徹底して探していたものだ。
そこで得たのは、パリのオペラ地区のサンタンヌ通りというところがどうも日本食街らしいという情報。よし、ここで食べまくるぞ。
トルコから約1か月。やっと食べられる時が来た!
実際その日本食街を歩くと、ラーメン、うどん、寿司、丼ものなど、ホントにありとあらゆる「日本」が詰まっていた。日本の惣菜や日本の食材(納豆とかお菓子とか)を売ってるスーパー(Ace Mart)もあった。普通に日本にもある納豆3パックやペットボトルの飲み物が3ユーロ以上してて驚いた。
初日に向かったラーメン屋『ひぐま』で食べたしょうゆラーメンとチャーハン。
たしか2日目に向かった日本食店『かどや』。焼肉丼、味噌汁、サラダを注文。日本で食べる味とそんなに変わらなくて美味しかった。ドレッシングの概念が希薄なヨーロッパで久しぶりにドレッシングを味わえたのも地味に嬉しかった。味噌汁にはこうやってレンゲが咲い付いてくる。
パリのラーメン店です検索するとよく出てきた『こってりらーめんなりたけ』。ラーメンと餃子を注文。ものすごいドロドロなのかと思ったら、普段ラーメンを食べ慣れてる僕らにとっては許容レベルだったように思える。背脂の量を選択できた。この2品で2000円分ぐらい払った記憶がある。海外で食べる日本食は値段が高め。
ラーメン店『サッポロ』。味噌バターラーメンとコロッケ、追加で鶏の唐揚げを注文。味噌バターの懐かしい味が体に沁みた。
和食店『浪花-YA』。肉うどんを注文。出汁の優しい味に感動。どれほど日本食に飢えてたかがよく分かった。
海外に行ってまで日本食を食べるなんてもったいないと出発前は思っていたが、食べてみると面白い気付きもあった。味がローカライズされていること。あくまでターゲットはフランス人。なので、日本食と言えども、彼らの口に合わせる必要があるためだと思われる。
今後スペインとアメリカでは、むしろ意識的に日本食を食べに行った。「スペイン化」された日本食と「アメリカ化」された日本食の味は果たして…?
ギャラリー
ベルサイユ宮殿の「鏡の回廊」
オルセー美術館にて。パリの美術館は基本的に撮影OKなのが良い。
ルルドの写真も。聖ロザリオ教会。たまたまこの中でやってたお祈りの儀式(?)にも遭遇。「ルルドの泉」の水も飲める、持ち帰れる(途中でそれ用の容器売り場がいっぱいあった)。
マサビエルの洞窟
ルルドは動画でも