中国編【勝手に世界一周振り返り】言葉が通じない、ネットが使えない
锦里 @成都
2015年7月17日。5ヶ月半に及ぶ世界一周の初日。福岡から出発し、1ヶ国目に選んで向かった先は中国。
基本的に好きなタイミングで移動したいと思っていたので、北京までの片道切符と3泊分の宿だけおさえ、あとは宿にあるWi-Fiに繋げてその都度予約すればよいと考えていた。
北京の空港に着いたのが夕方。できるだけ安く移動する点は考えていたけど、1ヶ国目で旅自体全然不慣れなうえ、ネットは繋げないし、暗くなり始めてたし、見知らぬ土地ということで、タクシーを利用することに。
北京首都国際空港、空港内は結構キレイだった
タクシー乗り場、ガンガン来るので待つことはあんまりないかな
タクシーの兄ちゃんにホステルの住所を英語で伝えるもうまく伝わらない。むしろ「なんで中国語喋れないの?笑」的な目で見られ、中国語しか通じないというのは既にこの時点で気付きつつあった。
有名なホテルでもなんでもないので、兄ちゃんも場所を知らなかったっぽく、スマホのナビを頼りに運転していた。
運賃はメーター制。実は乗車前にインドのように変に交渉してしまったのだが、結果的にちゃんとメーターでの清算だったので反省。中国のタクシーは大丈夫だなと確信できた。変に疑っちゃってごめんね 笑
無事にホステルに着き、やっとインターネットに繋げられる!と思った。パスワードを入力しネット自体は繋がったみたいだが...なんかおかしい。
Googleではなく漢字だらけの変な中国語ブラウザが出てきた。何も分からない。そしてFacebookも見れない。
最初は単にホステルのWi-Fiの調子がおかしいのかなと思ったのだが、調べてみるとどうも中国では Google, Facebook, Twitter が使えないらしいというのをその時初めて知った。
「え、そんなんやと投稿ができないどころか今後の飛行機とか宿の予約どうするんや... 現地の旅行会社に頼むしかないんやったら3泊4日のうちに探さなあかん。でも言葉通じらんやん...」
世界一周開始早々、日本に帰りたいという気持ちが最も早く現れたのはなんと初日(笑)。不安だらけのまま眠った。
中国は1ヶ国目とあって、安さよりも利便性や安全性を優先してしまった国。本当はメトロもあったけど、空港からホステルはタクシーを使い、宿もホステルながらドミトリーではなくシングルルームをとっていた。長距離の都市間移動も全て飛行機(北京→成都、成都→昆明)。ゆえに結構お金を使ってしまった印象。これ以降、段々とドミトリーだったり、夜行列車だったり、タクシー移動をやめたり、直行便ではなく経由便を利用したり、空港泊だったりといった術を身に付けていくことになる。
北京で泊まったユースホステルのシングルルーム。今考えると1泊150元は高かった。窓なし、シャワー(共用)は水、トイレ(共用)も綺麗とは言い難く、シングルルームは値段的にもクオリティー的にも中途半端なのでオススメしない 笑
中国では基本英語は通じないので英語を身に付けているだけではハードルは高いままだった。さらに日本人ゆえに厄介だった点が、顔が一緒だということ。それによって向こうは最初から僕らのことを中国人と思ってしまっていること。中国語が喋れないからと言って外国人とは思ってくれず、「中国人なのに自国の言葉すらままならない人」のように思われてしまう。
スーパーでも商品を見ていると店員が寄ってきて話しかけられるのだが、中国語なので理解できない。僕は何も言えずに距離を置くしかなく、それはそれで良い印象は持たれなかった。現地人と意思疎通が何もできなかったのは正直かなりつらかった。
「漢字を眺めてなんとなく意味が分かるだけではダメや。」
僕がその後、特にスピーキングとリスニングを意識して中国語を勉強しようと思った一番の理由。中国を快適に旅するためには、ネイティブ並みの中国語をマスターして中国人になりきるか、日本語で書かれた何か(ガイドブックとか)を必死に見せつけて、猛烈に日本人だよアピールをするかどちらかかなぁと 笑
来月再び中国を旅する計画だが、タイトルの2つの問題を解決する手段として、スマホのSIMカードを入れ替えて(香港と中国の双方での対応のやつだとGoogleが見れない制限をすり抜けられるらしい)、常時インターネットに接続できる環境を持っておこうと考えている。そうすればなんか分からない時もその場ですぐ翻訳アプリで調べることができると思う。Googleが使えるのであれば日本と同じようにネットを使うことも可能だ。実際に試してみてから、来月あたりに「中国を快適に旅するためのおすすめアイテムを紹介する!(仮題)」という形で検証結果をブログにアップしようと思う。
※ちなみに当時ネットが使えない問題をどう解決したかというと、本当にたまたま見つけたんですが、携帯電話キャリアの検索エンジンを使うこと。例えば僕はdocomoだったのでdメニュー。ここを通せば奇跡的に日本語のブラウザに飛べたんですよね。なのでdメニュー経由で「中国国際航空」と検索してウェブサイトに飛んでフライト予約をした感じ。大事なのはメールアドレスをGmailにしないこと。Googleが使えないので当然Gmailも見れません。予約はできますが、メールで送られてくる予約確認書が見れないので焦る原因になります。僕はケータイのアドレス(@docomo.ne.jpで終わるやつ)で中国は乗り切りました。
ここの検索エンジンから