ゆーてんのブログ

元東京外大生が、語学、旅、キャッシュレス、マイル、ポイントについて語るブログ

快適な中国旅行のために意識して身につけた8つのこと

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皆さんこんにちは、ゆーてん(@yuuuu7en)です。

 

3月初の投稿。というのも 3月1日から14日まで、中国と香港を一人旅してきました。中国は2回目の訪問。訪れた街は三亚深圳

 

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実は中国にもリゾート地がありました @三亚

 

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ショッピング街に中国旗がズラリ @深圳, 老街

 

今回はタイトルの通り、中国旅行のために意識して身につけたことについてシェアしたいと思います!

 

ただその前に、とりわけなぜこの記事を書いたのかについて少し。というのも「海外旅行ってある程度英語が喋れれば、あとは現地でWi-Fi繋げれば行けるじゃん?」と思いがち。ただ中国に関しては色々と独自の事情があるんですよね。

 

①英語が通じない

はい、まずこれが一つの壁。中国語をある程度理解出来ておく必要があります。

更に日本人にとってはもう一つ不利な(笑)事情があります。それは東アジア系で同じ顔立ちであること。つまり向こうから見れば見た目は僕らも中国人なんですよね。ゆえに例え日本人でも普通に中国語で話してきます。「外国人だよ!」というのも中国語で表現できなければ相手には通じません。外国人とは思ってくれないという点がすごくデカい。

 

②ネットが制限される

①の解決方法として、翻訳アプリを使えばいいじゃんと言う方もいるかもしれません。中国では政府によってインターネットの検閲があり、例えば普通にゲストハウスとかのWi-Fiに接続しても、ネット自体は使えますが、Google, Facebook, Twitter, Instagram, LINE 等が見れないようになっています(漢字だらけの中国語のブラウザが出てくる 笑)。なのでGoogle翻訳も使えないんですよね。

 

③猛烈なキャッシュレス化

中国ではスマホQRコードを読み取って送金するという、スマホ決済が浸透しています。

※ キャッシュレスが普及した理由として偽札が出回っていて現金の信用度が低いからという点を聞いたことがありましたが、実際に現地に行ってみると現金も普通に使えました。本物かどうかの確認用と思われる読み取り機はありましたが、現金が信用されてないというのはオーバーな解釈かなぁと感じました。あくまでキャッシュレスが普及しているという話。

なので旅行での必需項目という意味合いではありませんが、是非試してみたいという思いで、これも独自の事情に加えた感じです。

 

①②については3年前の世界一周で初めて中国に行った時に痛感したこと。満足に楽しめなかったこの時のもどかしさが、徹底的に準備していこうと思ったきっかけになったんですよね。

 

では!

 

👉 中国語スキル

世界一周時に初めて訪れた際に、ただ漢字が分かるだけでは何もならない、現地の人とコミュニケーションが取れないもどかしさを身に染みて痛感。そのためには読解よりも会話の方が重要だと。

具体的にはHSKという試験を利用してスキルを磨いていきました。中国語に関するブログも過去に書いているのでよかったらそちらもご覧下さい。カテゴリーの「中国語」で分類しています。

中国語が全く分からないという方は旅行用の会話帳(『旅の指さし会話帳』のようなあの類のやつ)なんかを用意しとくと良いかと思います。書店のトラベルコーナーに置いてありますよね。見た目では分かってくれませんが、日本語で書かれた何かを見せつければ(笑)外国人だなぁとは気付いてくれます

 

👉 SIMフリーの状態にしたスマホ

SIMフリーにしておくことで、端末はそのままで一時的に世界各国の電話にすることが可能。例えばこれで中国のSIMカードを入れ替えられれば、一時的に中国の携帯電話にすることができ、それによってWi-Fi環境が無いところでもネットにアクセスすることが可能

 

👉 中国本土と香港で使えるSIMカード

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これを使えば政府による検閲を回避でき、中国本土でもGoogle, Facebook, Twitter, Instagram, LINEが使えるようになります。それだけでなく外でもどこにいようとも常時インターネットに接続された環境ができます。これにより、仮に言葉が通じなくても翻訳機能を使っての応急処置が可能だし、地図で自分の位置確認や経路検索、リアルタイムの近況報告、友人へのお土産の相談(これしか無かったんだけどいいかな?みたいなやつ)、後述するスマホ決済も全てが可能になります。

僕が使ったSIMカードのリンクを貼っておきます。今回は2週間だったので2枚購入しました。

 

 

👉 銀聯カード

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「キャッシュレスならカードでもよくない?」という話になるのですが、中国では国際ブランドのVISAやMasterCardが使えないらしいという情報をキャッチしたので一応作りました。銀聯カードは中国発祥のカードブランド。中国人ならほとんど持っていると言われています。

実際見てみたところ、カード決済端末があるお店でも、使えるのは銀聯ブランドのみのパターンは結構ありました。僕はスーパーと三亚のコーヒーの専門店で使いました。

僕が作ったのはANA銀聯カード。今まで使ってたANAカードの追加カードとして作りました。マイルが貯まるのでおすすめ。

 

👉 WeChatのアカウント

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中国版LINE。LINEが使えない現地の中国人とのコミュニケーション手段になります。中でも僕が使ってみたかったのが、QRコード決済の WeChat pay 。今の中国の重要な決済インフラです。今の中国では財布を落とすよりもスマホの充電が切れてしまう方が致命的と言われるほど。

WeChat pay の紹介動画があったので載せておきます(中国語)。


WeChat Pay/微信支付(2016)

 

👉 現金

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単にお金を持ってないと旅行できないという意味だけでなく、WeChat pay を使うためにも、中国の銀行口座を持っていないとスマホ上でのチャージができないからです。外国人にはまだ難しい。残高が足りなくなったら現地の中国人に同額の現金を渡して送金してもらう必要があります。

ポケットチェンジという機械を使えば中国人の力を借りなくても日本にいながらチャージすることができますが、まぁまぁ手数料が取られます。

今回僕はLINEの外貨両替サービスを利用して人民元を取得しました。空港受け取りか自宅に配送か選べます。僕が使った時はちょうどキャンペーンをやっていて、配送料無料、為替も優遇レートでできました。

 

👉 その他「中国版〜」のアプリ

上記SIMカードによってGoogleは使えるようにしたので必需項目ではないかもしれませんが、持ってて損はありません。僕はおすすめレストランとかを現地の中国語で検索して探すのに使っていました。例えば、

中国版Google百度

中国版Googleマップ百度地图

中国版Google翻訳有道翻译官

中国版Twitter微博

中国版YouTube优酷

Googleで出てこなくても、現地の中国語で『百度』内で検索するとヒットしたりします。中国語ができる方は是非使ってみて下さい。

 

👉 Mobikeのアカウント 

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Mobikeとは今中国で話題のシェアサイクルのこと。これもインターネットとQRコードを使ったサービス。驚きなのが30分でたった1元(16円くらい)な点。30分走ればある程度の距離は進めるので、大変に便利でした。どこにでも乗り捨てられるのも快適。

詳しくは今後別で記事にしようと思っていますが、電話番号でアカウントを作り、クレジットカードを登録してデポジット500円を支払えば使えるようになります。チャージ金額は登録したクレジットカードから引き落とし、利用毎の精算はチャージ残高から支払われます。

 

以上、8点挙げました。特にインターネットに常時接続できるかどうかが最重要ポイントかと思います。是非試してみて下さい!劇的に旅行しやすくなりますよ!

 

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