イタリア編【勝手に世界一周振り返り】外で100分待機はキツかった…
夜行列車で入国した12ヶ国目のイタリア。ここも初めは予定していなかったが、ちょうどいいタイミングでミラノ万博が開催されてたということで寄ってみた。訪れたのはヴェネツィアとミラノの2つだけ。
これまでヨーロッパでの移動は鉄道がメインだった中、アジア以来の夜行バスを利用した。僕が使ったのはメガバス(megabus)という会社。主にヨーロッパとアメリカで走っているバスで、なんと稀に$1で乗れることもあるという破格のバス会社だ。予約と支払いはウェブサイトからクレジットカードでのみ。トイレやWi-Fi(弱いけど)も搭載していて最低限のものは揃っている。バックパッカーには嬉しい移動手段。
ヴェネツィアからミラノ行きのバスは昼間と夜行の1日に2本出ていた。日中はできるだけヴェネツィア観光に使いたいという理由で夜行の方を選んだのだが、これが後々後悔することに…笑
この便はヴェネツィア出発が午前0時。さすがに10~11時くらいになると辺りは暗いしお店も閉まり始めるため、出発1時間前から既にバス停に行く他ないという状態。大きな荷物を抱えながらひたすらバスを待つ。当然なのだが、夜行だとギリギリまでホテルでゆっくりするというのができないので辛い 笑
15分くらい前にバスがやってきて、定刻には出発した。暗いので景色など見えない。ただひたすら寝る。
予定通りにミラノに着いた。時間は深夜4時20分。この便はもともと終点はミラノではなく、もう少し先のトリノになっており、トリノに朝6時とか7時とか良い感じの時間に着くような時間配分となっていた。ゆえに途中のミラノには中途半端な時間。
バスターミナルが地下鉄ランプニャーノ駅(Lampugnano)に隣接しているのはネットで知っていて、空港の感覚で24時間空いてるものだと勝手に思っていた。夜行にしたのはこの甘い期待があったからでもある。さすがにこの寒い中外で待機ってことにはならないだろう、と。
それが違った。
ランプニャーノ駅は始発の時間に合わせて、朝6時にしか開かないらしい。シャッターが下されてて中には完全に入れないようになっていた。
えっ、マジか…。今4時20分だからあと100分もあるやん。外で待てってことか…。
時期は10月上旬。マイナスとかではないが、十分に寒い時期だった。そして駅付近には明らかにバスの乗客ではなさそうな浮浪者がちらほら。彼らは毛布で身をくるみながらベンチに横たわっていた。
もはや眠さよりも寒さや恐怖心の方がデカい。僕も同じように横になったが、寒くて寝付くことが出来ず。仕方ないのでただひたすら座って待つことにした。
ここから学んだことは、夜行と言えども深夜に着く便はさすがに避けようと思ったこと。たとえ安くても、たとえ日中の時間を有効に使いたかろうと。その後適当な路線で色々調べてみたら、たしかに深夜に着く便もいっぱいある。午前1時とか午前3時とか。
その後も夜行バスはフル活用していく。出発時間や到着時間をきちんと吟味してから。
ヴェネツィアは街中を運河が走っている。できるだけ徒歩で街を散策したかった僕は、橋を渡るのに遠回りしないといけなかったりと、正直僕にとっては不向きな街だった。
イタリア料理は結構食べた。ヨーロッパにはドレッシングというのは概念が希薄で、バルサミコ酢とオリーブオイルと塩で自分で良い感じに味付けする。続くフランスやスペインでも同様だった。
トマトベースのリゾット
ペペロンチーノ
ボロネーゼ。総じて値段は高めで、観光地値段という概念を噛みしめる。
ミラノ万博のチケット
とにかく人が多かった。2時間待ちとかのブースもあったほど。
まず向かったとこ
久々の日本食。5000円ぐらいするも、体に沁みた。
タイブース。このように各国のブースがズラリと並んでいた。