ゆーてんのブログ

元東京外大生が、語学、旅、キャッシュレス、マイル、ポイントについて語るブログ

元東京外大生が感じた、コミュニケーション以外で外国語を学ぶメリット

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皆さんこんにちは、元東京外大生のゆーてん(@yuuuu7en)です。

 

久しぶりに今回は語学の話。

 

今、僕は来月20日に行われる中国語の検定試験 (HSK 汉语水平考试 4级) に向けて中国語の勉強にのめり込んでいます。初めて10月にHSKの3級(HSKの場合、級は数字が大きいほど難しい)を受けてから、中国語を習得するための一つのツールとして利用するようになりました。

 

正直語学って、文字を覚え、発音を覚え、文法を覚え、膨大な単語を覚え、語彙のニュアンスの違いを覚え、それらをインプットした後はとにかく話すなり書くなりで間違えながらもアウトプットを続けて、初めて身に付いてる感を味わえます。覚え込んでも、使わなければどんどん忘れてしまう。語学の習得って時間がかかるし、なかなか忍耐力のいる作業…笑


「その言語を学ぶ目的意識 ≦ 時間と忍耐力がいる作業」の状態になってしまうと、なかなか難しい分野。

 

ただそれでも外国語を学ぶメリットはもちろんあります。

 

例えば、

 「外国語が分かれば、旅行がもっと楽しくなる!」

 「外国語が分かれば、現地人とコミュニケーションが取れたり、現地語で書かれた標識が理解できる!」

など。

 

実際、僕も旅行した時に、「現地の言葉を知ってて良かった!」とか「あー、もうちょい話せれたらもっと楽しかったなぁ…」と思ったこと何度もありました。

 

そんなわけで僕の場合は、旅行中に現地の人とコミュニケーションをするというのを外国語習得の主たる目的にしているのですが、中国語の勉強を重ねていくうちに、また違う、でも重要だなぁと思うメリットを発見したので、今回はそれをシェアしたいと思います。

 

はい、もう結論を言ってしまうと、

 

得られる情報量が桁違いに増えること。

 

今の時代、分からないことだったり知りたいことは、ネットで検索するのがほとんどですよね。僕も何か知りたいことがあればすぐにググります。

 

例えば、来年の3月に中国を旅する予定なんですけども、僕が行こうとしてる都市に関して、日本語ではイマイチ情報が出て来ないんですよね。かといって、情報自体が存在しないかというと、当然ながらそういう訳ではありません。あくまで “日本語での” 情報が無いってだけで。

 

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中国の情報は中国語で書かれたものが中心で、日本人観光客が多い等で、日本にも伝わっている情報に関しては日本語でも存在するってな感じで伝えたくて書いたベン図。

 

それでは、具体的に外国語での検索というのを実際に見てみましょう。僕が3月に行こうと考えている都市は香港、深セン三亜。この3つの中ではおそらく三亜 (Sānyà さんあ) が一番馴染みのない都市ではないかと思います。実際、GoogleでもYouTubeでも日本語での情報はあまり見当たらなかったので。なので、ここでは三亜の情報を求めるべく、中国語で探してみたいと思います。事例を2つ用意しました。

 

Case.1 中国で交通機関や道順を調べる

僕が使っているのは百度地图。中国版Googleマップとでも言うのでしょうか。試しに検索エンジン「从三亚到海口(三亜から海口まで)」と入力してみます。

 

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ちなみに三亜のある海南島は矢印で示したところ。

 

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「从三亚到海口」と入力。ちなみに右上のコンセントのようなアイコンをタップすると、Siriのような音声認識も出来ます。ちゃんと読み取ってくれるかどうか、ちょっとした発音やスピーキングの練習になって面白いです。

 

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最初は車での行き方が表示される。お隣のバス(ここではおそらく公共交通機関全般)アイコンをタップすると、

 

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電車と飛行機の情報が出てきました。そのまま真っ直ぐ予約購入もできそうですね。

 

Case.2 三亜の現地情報を入手する

こちらもGoogleではなく、中国版LINEの微信が提供してる検索エンジンから調べます。試しに「三亚 信用卡 (三亜 クレジットカード)」と入力してみます。これは僕自身が完全キャッシュレスで旅ができるか実験したくて気になったので。

 

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微信の「搜一搜」から

 

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このような画面に。検索バーに入力してみると、

 

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情報がズラッと。適当に矢印のリンクを見てみます。3日前(3天前)と、かなり新しめなので、参考になるかもと思って。

 

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しばらくスクロールしていくと、「三亜に旅行しに行くにおいて準備すべきものは何か(去三亚旅游需要准备什么)」の項目が。1を見る限り、現金は持っておいた方が良いと書いてあります。三亜ではクレカを使うのが難しく、ATMを探すのも容易ではないらしい(マジか…笑)。

 

他にも例えば「海南 特产 (海南 特産品)」「三亚 美食 (三亜 グルメ)」などで調べてもたくさんの情報が出てきます。

 →海南特产_海南土特产_海南特产百科-海南特产大全

 →三亚10条美食街,吃遍三亚地道美食!

 ここまでコアな情報は、例えば日本語で「三亜 お土産」「三亜 レストラン おすすめ」のようにググっても出てきませんね…笑

 

2つの事例を取り上げましたが、とりわけ中国に関しては政府によるネットの閲覧制限があって、基本的に Google, Facebook, Twitter, LINE 等が見られないため、現地の検索エンジンで現地語で調べるメリットというのを特に感じています。Googleが使えないとなると必然的にGoogleマップは使えないということで、やはり中国では百度地图は必須な気がします。

 

中国語以外でも、もうここでは割愛しますが、英語や僕が大学で専攻してたヒンディー語で検索して、例えばアメリカやインドのローカルなお酒情報なんかも入手することができました。意外と日本で知られてない海外の産物って探せば山のようにあることを目の当たりにしました。

 

外国語(とりわけその地での現地語)で調べられるようになれば、日本語でググるだけだと得られない情報を入手することができます。またそこから、日本で知られていない商品や事柄の発見にも繋がります。

 

皆さんも何か情報を得たい時に日本語でイマイチ出てこない場合は、是非外国語(とりわけその地での現地語)でも調べてみるという意識を持ってみて下さい!

 

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