ゆーてんのブログ

元東京外大生が、語学、旅、キャッシュレス、マイル、ポイントについて語るブログ

「一律削減」ではなく「見極めて選択」へ

f:id:yuuuu7en:20170721152425j:image

 

シンプルライフ。今回は「思考編」です。お金やモノに対する、そもそもの考え方について述べていきます。

 

もしも来月からお小遣いが半分になってしまった時、皆さんはまずどういう気持ちになるでしょうか?多くの人が「あー、節約しないとな…」って思うでしょう。

 

「半分の額しか使えなくなる」とか「節約しないといけなくなる」とかってなると、どうしてもネガティヴになってしまいます。

 

そこで今回は減らす額が同じでも、より幸福度が増す減らし方についてお伝えしたいと思っています。「削減してんのにハッピーになるってどういうこと?矛盾してない?」と思った方、ぜひ先を読み進めて頂きたいです。

 

まず、タイトルにも書いてある「一律削減」「見極めて選択」。今回のキーワードになるわけですが、一体どういう意味だろう。それを説明します。

 

「一律削減」と「見極めて選択」の違い

 今回は家賃などの固定費や食費といった必ずかかる費用を差し引いた、自分で自由に管理できるお金(可処分所得)の中で考えてみたいと思います。

ここでは可処分所得が仮に月8万円で、今までは4つの項目でそれぞれ2万円ずつ使っており、次からは月4万円に減らそうと考えている人のケースで見てみましょう。

 

Case. 1

この人は旅行ファッションにとても関心があり、この2つだけは譲れない!というふうに考えています。

 

「一律削減」の場合

 f:id:yuuuu7en:20170721124614j:image

これだと全体の支出は減らせますが、ハッピーではありません。やりたいことまで削ってるわけなので。

 

「見極めて選択」の場合

 f:id:yuuuu7en:20170721124625j:image

こうすれば、やりたいことは今まで通りの額が使えるので、同じ削減額でも幸福感(削った結果生じる納得感)はとてつもなく変わってきます

※今回は「削減する」というケースで考えていますが、別に削減まではしなくていいよって方の場合は、今まで無意識に消費してた飲み代やカフェ代を旅行資金や服代に回すことができるようになります。必要な部分にお金を「回せる」という意味で、これはこれで幸福感が増すお金の配分になりますね。

 

僕のケース

僕が削った支出の代表的なのが、お出かけの際の交通費。明らかに距離的に自分で移動するのは無理って場合はしょうがないのですが、「電車でしか行ったことないから電車で行くもの」と思っていた場所が、実は道を知らなかっただけで、調べたら自転車で行けんじゃん!っていうケースがあったんです。それで実際に行ってみたら、当然時間はかかりましたが、電車がそんなに何本も走ってない、乗り継ぎがうまくいかなかったら10分ぐらい待つ羽目になる、特急通過の待ち合わせで途中駅で停車してたら結局時間かかる、って総合的に考えてみたら自転車でもアリじゃんって。今までここにかけてた交通費何だったんだろうって愕然としましたね(笑)。調べるに関してはグーグルマップを使えば簡単にできます。

 

上のケースはあくまで一例です。飲み代減らせ!とか、カフェ代もったいなくない?という話ではありません。見極められれば、本当に必要な部分は削減しなくてよくなるよ、という話です。見極めずにただただ買い物が膨らめば「それはお金が必要だ」という話になってきます。

 

なんとなく意味はつかめたでしょうか?

 

ではこの方法を実践するためにまず必要なこととは一体何でしょう。

 

はい、まずは自分にとって何が重要かを見極めるところから始めましょう。それを特定しない限り何を減らせばいいのかすら分かりません。極論2~3くらいまでしぼれれば。最初はここまでしなくてもいいですが、少なくとも1~2個は「深く考えてみたらそんなに必要ないかも」「これって周りに流されてただけだったな」というような出費が誰しもあると思います。今までは無意識に使っていたため気付いていなかっただけで。それを突き止めましょう。

 

2つ目は広告や周りの意見に流されないこと。たくさんお金があったとしても、周りの流れに影響されて、結果自分にとって不本意な出費になってしまったらハッピーな使い方とは言えません。それが続けばいっぱいあってもどんどん無くなっていくだけです。広告を見て買いたいと思ってしまった際は、一旦考えてみるといいですね。本当に欲しいのかどうか。

 

そもそも本当に欲しいモノや経験に関しては能動的に買いに行くものではないでしょうか?

 

「これがあったらいいなぁ(これしたいなぁ)」

Googleで調べて、「あっここ行けば売ってそう」

→買いに行く(あるいは体験する)

 

みたいな。

 

インターネットが無かった頃は、広告を見ない限り、その商品の存在は知り得なかったのですが、今はGoogleで検索すれば商品の情報は「自ら」取得することが可能です

 

何も買う予定がない中で広告を見つけて買いたい気持ちにかられるのは、多分その広告を見なかったら欲しいとは思わなかったモノでしょう。

 

かくいう僕も流されそうになることはあります。広告って本当によくできてます(笑)

 

その時は一旦買わずにその日は帰って、翌日翌々日その先もずっと「欲しい」って思い続けられたら、買ってもいいかなぁと判断するようにしています。翌日になって気持ちが「あっ別にいいかな」って変わるものは多分必要なかったんだなぁ、と。

 

以上です。収入を増やすのとは別に、必要なものを見極めて可処分所得を増やすという点も考えてみてはいかがでしょうか?