シンプルライフに到達するための3つのステップ(お金編) part. 3 【家計簿アプリとネットバンキング】
はい、とりあえずお金編についてはあっという間に最終回となりました。ここまでの3つのステップを踏んだ後にはもう財布は必要無くなっていますよ(笑)
ここまでの過程で、
現金も持たなくなった!
ポイントカードも持たなくなった!!
(格段に身軽にはなったんだけどさ…)
すると、こういう不安を持ち始める方が出てくるかもしれません。
「現金が見えなくなると、自分が一体どこにどれだけかけているのかが分かりにくくない?使いすぎたという感覚も薄れて、お金の動きが把握しにくくなるやん…」
確かにATMで1万円札を下ろした際、紙幣という実体が見えるからこそ「あっ自分は今これだけ大きな額を引き出したんだ。大切に使わないとな…」と認識することができます。可視化できるという点では現金は優れています。
では見えなくなったお金の動きはどう把握しよう?見えなくなったからこそ、管理するという意識が現金以上に大切になってきますね。
家計簿を思い付いた方もいらっしゃるかもしれません。書店でよく見るアレです。でも紙に記入するのはかなりの手間だし、そのためにレシートを集めて取っておくのも面倒です(T_T)
もうテクノロジーに任せましょう。家計簿アプリというのがあります!
それが象さんのマークをしたMoneytreeと、Mの文字が書かれたMoneyForwardという2つのアプリ。
本当は1つで十分なんでしょうけど、僕はあえて2つのアプリを使い分けています。それぞれの良さがあるので。
使い方はどちらも一緒で、最初に自分の銀行口座の預金情報(資産)とクレジットカード情報(負債)をリンクさせるだけです。もちろん銀行、クレカ共に対応していないものもあるので、そこだけ注意して下さい(あまりにマイナーな銀行とか)。
Moneytreeの良さ
・最初は毎回必ずパスワード入力を求められ、セキュリティーが高め
◎口座、カード、それぞれからの明細情報の反映が早い
・棒グラフで可視化され分かりやすい
・ポイントカードの推移も確認できる
最初のクレカをリンクさせる段階。例えばこのようにIDとパスワードを入力する。
アプリ立ち上げ時に更新され、ここの数字が動いていく。
同様にリンクすれば、ポイントカードの動きも見られる。
全資産の推移、支出、現金入出金の3項目が棒グラフ化できる。いずれかの棒をタップすれば内訳も確認可能。
MoneyForwardの良さ
◎月々の支出が色分けされた円グラフに表示され、何にどれくらいの割合で費やしたのか、内訳が一瞬で分かる。
明細取得後、このように勝手に計算し円グラフ化。こちらはあくまでお金の動きのみ。ポイントカードは非対応。明細取得も少しラグがある。
特に僕は上の◎部分がそれぞれの良さかなぁと思っているので、どちらも使っているという感じです。
ただし銀行口座の登録にあたっては、1点だけ事前にやるべきことがあります。それはインターネットバンキングに対応させることです。たいてい銀行では「〜ダイレクト」という名称になっています。例えばゆうちょ銀行だったら「ゆうちょダイレクト」みたいに。
インターネットバンキングとは、簡単に言うとクラウド(インターネット)を介して、自分の口座情報を共有させることです。今までだと自分の口座情報は通帳やキャッシュカードの中にあり、ATMを通してでしか情報を取り出すことができませんでした。なので収支を確認するためにはATMに行って記帳するしかなかったのです。家賃を振り込むのも同様に銀行に行って振り込むしかありませんでした。場所の制約(銀行が閉まるまでにしないといけないと言う点では時間の制約も)と移動の手間があったわけです。
ところがネットバンキングに対応させることで、クラウド経由で自分のスマホと自分の口座情報を共有できるようになり、送金作業や利用明細の確認(今まででいう記帳によるお金の把握作業)が「自分のスマホ上で」できるようになったのです。これで家賃も家にいながら振り込むことができます。海外にいようと関係ありません。旅先で家賃振り込めます(笑)。
イメージはこんな感じ
アプリでお金の流れを把握するということは、つまり上記のようにスマホ上で利用明細を確認するということなので、ネットバンキングの登録が必要だというわけなんですね。
同時にスマホで明細が確認できる(カード決済すればより具体的に記録される)ということは、これでレシートを受け取る必要も無くなります。レシートからの解放、お金の流れの把握作業からの解放が達成できるというわけです。
現金、ポイントカード、レシートのいずれも持つ必要が無くなれば、もう財布に入れるものはありません。カードが2~3枚入るスペースだけで十分です。ポケットやバッグの中も軽くなりますね。
僕の場合、iPhoneケースのカード部分(笑)
以上、3回に分けてお金の超効率化、ウォレットレス化についてお伝えしてきました。しかし僕が伝えたいことは実はもう一つあります。
これらによって生じた最大の変化は、ATMに行く必要が無くなったこと。それによって新たな時間の創出が実現しました。これはあくまで一例ですが、このように今までなんとなく費やしてた時間を削り、新しく時間を「生み出す」ことで、本当に自分がかけたいと思っているところ(好きなことに夢中になっている時とか)や本来かけるべきところ(どうしても人の手でしかなし得ない仕事とか)に十分な時間を回すことができます。実際にやってみたら僕自身も驚くほど時間ができました。
皆さんも是非試してみて下さい!