ゆーてんのブログ

元東京外大生が、語学、旅、キャッシュレス、マイル、ポイントについて語るブログ

イタリア編【勝手に世界一周振り返り】外で100分待機はキツかった…

夜行列車で入国した12ヶ国目のイタリア。ここも初めは予定していなかったが、ちょうどいいタイミングでミラノ万博が開催されてたということで寄ってみた。訪れたのはヴェネツィアミラノの2つだけ。

 

タイトルはヴェネツィアからミラノへの移動での出来事。

 

これまでヨーロッパでの移動は鉄道がメインだった中、アジア以来の夜行バスを利用した。僕が使ったのはメガバス(megabus)という会社。主にヨーロッパとアメリカで走っているバスで、なんと稀に$1で乗れることもあるという破格のバス会社だ。予約と支払いはウェブサイトからクレジットカードでのみ。トイレやWi-Fi(弱いけど)も搭載していて最低限のものは揃っている。バックパッカーには嬉しい移動手段。

 

ヴェネツィアからミラノ行きのバスは昼間と夜行の1日に2本出ていた。日中はできるだけヴェネツィア観光に使いたいという理由で夜行の方を選んだのだが、これが後々後悔することに…笑

 

この便はヴェネツィア出発が午前0時。さすがに10~11時くらいになると辺りは暗いしお店も閉まり始めるため、出発1時間前から既にバス停に行く他ないという状態。大きな荷物を抱えながらひたすらバスを待つ。当然なのだが、夜行だとギリギリまでホテルでゆっくりするというのができないので辛い 笑

 

15分くらい前にバスがやってきて、定刻には出発した。暗いので景色など見えない。ただひたすら寝る。

 

予定通りにミラノに着いた。時間は深夜4時20分。この便はもともと終点はミラノではなく、もう少し先のトリノになっており、トリノに朝6時とか7時とか良い感じの時間に着くような時間配分となっていた。ゆえに途中のミラノには中途半端な時間。

 

バスターミナルが地下鉄ランプニャーノ駅(Lampugnano)に隣接しているのはネットで知っていて、空港の感覚で24時間空いてるものだと勝手に思っていた。夜行にしたのはこの甘い期待があったからでもある。さすがにこの寒い中外で待機ってことにはならないだろう、と。

 

それが違った。

 

ランプニャーノ駅は始発の時間に合わせて、朝6時にしか開かないらしい。シャッターが下されてて中には完全に入れないようになっていた。

 

えっ、マジか…。今4時20分だからあと100分もあるやん。外で待てってことか…。

 

時期は10月上旬。マイナスとかではないが、十分に寒い時期だった。そして駅付近には明らかにバスの乗客ではなさそうな浮浪者がちらほら。彼らは毛布で身をくるみながらベンチに横たわっていた。

 

もはや眠さよりも寒さや恐怖心の方がデカい。僕も同じように横になったが、寒くて寝付くことが出来ず。仕方ないのでただひたすら座って待つことにした。

 

ここから学んだことは、夜行と言えども深夜に着く便はさすがに避けようと思ったこと。たとえ安くても、たとえ日中の時間を有効に使いたかろうと。その後適当な路線で色々調べてみたら、たしかに深夜に着く便もいっぱいある。午前1時とか午前3時とか。

 

その後も夜行バスはフル活用していく。出発時間や到着時間をきちんと吟味してから。

 

最後にヴェネツィアミラノの写真をいくつか。

 

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ヴェネツィアは街中を運河が走っている。できるだけ徒歩で街を散策したかった僕は、橋を渡るのに遠回りしないといけなかったりと、正直僕にとっては不向きな街だった。

 

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イタリア料理は結構食べた。ヨーロッパにはドレッシングというのは概念が希薄で、バルサミコ酢とオリーブオイルと塩で自分で良い感じに味付けする。続くフランスやスペインでも同様だった。

 

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トマトベースのリゾット

 

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ペペロンチーノ

 

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ボロネーゼ。総じて値段は高めで、観光地値段という概念を噛みしめる。

 

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ミラノ万博のチケット

 

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とにかく人が多かった。2時間待ちとかのブースもあったほど。

 

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まず向かったとこ

 

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久々の日本食。5000円ぐらいするも、体に沁みた。

 

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タイブース。このように各国のブースがズラリと並んでいた。

 

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オーストリア編【勝手に世界一周振り返り】ビールと謎の遊園地

11ヶ国目のオーストリアは予定していなかった国。トルコのカッパドキアで出会った友人に「モーツァルトの生誕地のザルツブルクって街、すごい良かったよ👍」と言われたのと、ザルツブルクまではジャーマンレイルパス(前回の投稿の後半を参照)で移動できるというのがあって行くことを決めた。

 

旅程は2泊3日で、ミュンヘンからザルツブルクに入り、2日目にザルツブルクの旧市街(世界遺産)を観光、3日目に電車でウィーンに行って日中観光して夜行列車でイタリアのヴェネツィアに向かう。

 

タイトルはネットでたまたま見つけたウィーンのヴィーゼン祭りと、そこに実際に行った時に見つけた遊園地のこと。今回は文章は控えめに、写真での投稿にしようと思う。

 

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ミュンヘン国際空港。ミュンヘンでの宿はとっていなかったのでここで空港泊した。ここまではSバーン(ドイツの近郊列車)で来れるのだが、Sバーンもジャーマンレイルパスで乗り放題になるので、このパスはマジで最強。

 

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ザルツブルク。橋の向こう側が世界遺産ザルツブルクの旧市街。

 

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旧市街を歩く

 

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ホーエンザルツブルク城から臨む旧市街

 

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モーツァルトグッズ売ってた

 

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ウィーンまでは国鉄ではなく、このウェストバーンで移動。ネットで国鉄よりも安く行けると知ったので。

 

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ヴィーゼン祭りの入口

 

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ライブハウス

 

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中でビールも飲めた

 

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皆さんビール片手にお喋り

 

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祭り会場に隣接してた謎の公園。今調べてみたらどうもプラーター公園と思われる。こういう不気味な外観のやつが多い 笑

 

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プラーター公園の入口の売店で売ってたザッハトルテ。ドイツあたりで食べたいなぁと思ってたもので、オーストリアで叶った。

 

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これでヴェネツィアのサンタルチア駅に向かう

 

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寝台個室はこんな感じ。僕が予約したのは3段ベッド。割り当てられたのは真ん中のベッドだった。

 

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翌朝、簡単な朝食が付いてきた。

 

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ドイツ編 クルーズ船に同乗してた女性に救われた話

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実は最も効率よく旅の目的を果たせたのが10ヶ国目のドイツ。ハンザ同盟都市リューベック、音楽隊の童話で有名なブレーメン、鉄道でライン川沿いを走る、ケルン大聖堂、本場のオクトーバーフェストの雰囲気を仮に味わえたらミュンヘン。主に高校世界史で習った都市を実際に見てきたいという思いでやってきた。

 

前回の投稿の通り、ドイツまではFinnlinesというクルーズ船で向かった。タイトルは、無事にドイツのトラヴェミュンデに到着して下船した時の話。

 

夜の8:30頃に着いたのだが、辺りはすっかり暗くなっていた。Googleマップの情報だと宿をとっていたリューベックまでは、港からローカル電車で行けるらしき情報が出てきた。同乗していたフィンランド人には「もうタクシーしかないよ」とも言われ、不安になる。できるだけタクシーは使いたくなかったが、最悪タクシーでもいいかな…

 

遅かったので、たしか追加で50€払えばその日も船内に泊まれるというオプションもあったが、Finnlinesに対する評価があまりよくなかったのと、翌日は丸1日観光に使えるように近くに滞在しておきたかったのがあって却下。

 

下船してからハンブルクに向かうという若い女性に出会った。どうも同じ船に乗ってきたらしい。前述のフィンランド人が「この日本人リューベックに行きたいらしい」と彼女に伝えてくれていた。すると彼女がフェリー会社関係のスタッフにドイツ語で相談してくれたのだ。彼女はハンブルクからはチューリヒに向かうと言っていたのでおそらくスイス人。なるほど、スイスではドイツ語が公用語になっている

 

改めて、マルチリンガルってすごいなぁと思った。マルチリンガルってだけで人を助けることができるんだから。

 

行き方の詳細が分かったのか、彼女が僕に話してきた(ここは英語)。

 

「あのバス停からリューベック行きのバスが出てる。次が最終便よ!」

 

時計を見たらあと10分後だった

 

タイミング、神かよ

 

もし自分だけで模索してたら、おそらくその唯一の交通手段を逃してた。辺りを見る限り、タクシーも見当たらなかったので。彼女にはお礼を言って深く感謝した。

 

彼女の言う通り、10分後にそのバスが到着。ドライバーにリューベックに行きますかと伝えたら頷いてくれた。やっぱり最終便っぽい。乗客は僕しかいなかった。

 

無事にホステルに到着。到着予定時刻を過ぎていたのだが、ホステルのスタッフも嫌な顔せずに待っていてくれた。

 

周りの手助けに支えられて始まったドイツ。この流れからスムーズなドイツ旅が始まったような気がする。

 

本題はここまでだが、スムーズな旅を後押ししたものがもう一つある。ジャーマンレイルパスという鉄道パスだ。

 

これは一定期間(いくつか種類があって自分は5日間のやつを買った)、ドイツ鉄道が乗り放題になるパス。いつから使うかの申告(ヴァリデーションと言う)さえすれば、いちいち切符を買う必要がない。途中下車も自由。乗り換えをミスっても関係ない。

 

しかもこのパスではドイツの高速列車(ICE)にも追加料金なしで乗れて、これが一番デカい。ちなみに他のヨーロッパの国では高速列車は全席指定のため、パスを持っていても結局窓口に行って予約しないといけないし、予約料として追加料金が必要だ。ドイツでは一区間の乗車券がめちゃくちゃ高いので、長距離含め、移動が多い旅では絶対に元が取れるのでかなりお得。

 

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ハンブルク中央駅。ドイツの主要駅はとにかく横に長い。

 

最後にギャラリー

 

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リューベック

 

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ブレーメン

 

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車窓から撮ったライン川

 

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ケルン大聖堂。とにかくデカい。

 

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ミュンヘンにて。厳密には前日だったが、オクトーバーフェストの雰囲気は十分出てた。

 

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番外編【勝手に世界一周振り返り】Finnlinesで航路国境越え

フィンランドからドイツまでは、Finnlinesというクルーズ船で向かった。日本語での情報はあまり見当たらなかったので、番外編として加えようと思う。航路国境越えは初めての経験だ。

 

チケットはFinnlinesのホームページから購入。ヘルシンキからトラヴェミュンデ(Travemünde)というドイツの港町までのルートを利用した。所要約30時間かけてバルト海を縦断する。

 

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座席は3クラスあり、1つ目がコーチシートのみのもの、2つ目が海面下にある寝台個室(トイレ、シャワー付き)、3つ目はオーシャンビューの寝台個室。後者ほど値段が高い。

 

ロヴァニエミから夜行列車でヘルシンキに戻り、その日の夕方に乗船する便だったので少なくともシャワーは浴びたかったので寝台個室、ただオーシャンビューはさすがに高いということで、僕は真ん中の座席クラスをチョイスした。値段的にはもちろんコーチシートだったが、シャワーを浴びれるか否かがどうしても分からなかったので確実策で。

 

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フェリーターミナル

 

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中に入ると待合室が。左手がチェックインカウンター。

 

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チケット

 

日本人は皆無だった。フィンランドとドイツの間なので、当然日本人乗客を想定してる路線じゃない。フィンランド人、ドイツ人、その他ヨーロッパの主に富裕そうな年配のお客さんが大半だった。中には国内では高いのでドイツで大量にお酒を買って持ち込むというフィンランド人の若者も。彼らは大きなスーツケースを抱えていた。乗船早々アウェーな気持ちに…

 

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出航

 

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フィンランドとドイツの国旗

 

真ん中ランクの海面下の部屋について。まず掃除用具らしきものが置きっ放しだったことが既にポイントを下げる。当然窓は無いので夜が明けたか否かは分からない。海面下ではWi-Fiは完全に届いておらず、景色が見える地上階に行かないと使えない。

 

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普通にホテルの様相

 

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部屋はこんな感じ

 

そしてこれ。2段ベッドなので最悪相部屋の可能性がある(僕は実際にこれを経験した)。夜中にいきなりガチャっと音がした。割と真剣に恐怖沙汰だったのを向こうも察したのだろう。自分はスウェーデン人で一人旅なんだとすぐに自己紹介してくれたが、さすがに見ず知らず同士の相部屋はねぇだろう。この同室の男性よりも、同室に割り当てたフィンライン側に不信感を感じた

 

ということで、レビュー早々マイナスポイントばっかり連ねたが、海面下の寝台個室は値段的にもクオリティー的にも一番中途半端なのでオススメしない 笑

 

他の座席クラスについて。実際に見てはないがオーシャンビューの寝台個室はいうまでもないだろうということにしておく。

 

コーチシートは実際に見れたのでレビュー。コーチシートは地上にあるので普通に景色が眺められる。僕が一番気になったシャワーだが、公共のジャグジーがあってそこでシャワーを浴びることができた(なんだよ…笑)。そもそもダイニングとかバーとか売店とかは地上にあるので、アクセス自体もコーチシートの方が断然良かった。海面下からは遠い。バックパッカーはコーチシートを利用しよう。

 

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カフェバー

 

たまたま話しかけられたフィンランド人に流され、僕もそのジャグジーを利用した。ついでに北欧名物のサウナに入れたのは良かった。

 

Wi-Fiに関しては一応装備してるとは謳われているが、船上は難しそうだ。海面下は論外で、地上でも結構遅め。Wi-Fiは無いと思った方が良い

 

初日から色々と期待外れだったりアウェー感が強くて、クルーズと言えども全然ワクワクしない。でもこのままはもったいないなぁ。ということで翌日の夕食は奮発してディナーブッフェを予約した(たしか34€だったかな)。北欧やドイツの料理がたくさんあって、ブッフェには満足できた。

 

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夕焼けが綺麗だった

 

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ドイツ到着。客船の外観は最後の最後に撮りました。

 

総括

海面下の寝台個室とそもそも日本人がいなくてアウェーなのが辛かったが、話しかけてくれた人がいたり、食事に関してはまぁまぁ良かったかな。点数は40点(←掃除用具置きっ放しと相部屋の件がだいぶ下げた 笑)。僕はもう乗らなくていいかなぐらいの気持ちになってしまったが、気になった方は利用してみてはいかがでしょうか。

 

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フィンランド編【勝手に世界一周振り返り】寒い、高い、サンタさん

約2ヶ月におよぶアジアの旅を終え、いよいよヨーロッパに向かう。

 

アジアじゃなくなる感は、イスタンブールで次のヘルシンキの宿を探してた時から感じ始めていた。ドミトリーの最安値でも1泊3000~4000円。アジアでの経験から「ドミトリー=1000円くらいあれば泊まれるとこ」という認識になっていたから、「ウソやん…笑」って。最初は目を疑って信じられなかった。1泊1000円で泊まれる宿がゴロゴロあるアジアの感覚は捨てないとな…

 

ただ、ヨーロッパはインフラが整備されて快適に過ごせる場所とも思っていたのでそこは期待。アジアで何回かあった水シャワーとはお別れだ…!笑

 

フィンランドの目的は、サンタクロースエキスプレスという寝台列車に乗ってサンタクロースの故郷と言われるロヴァニエミという街に行くこと。もともとヨーロッパ鉄道旅をしてみたいってのがあってなんとなく調べてたら、このサンタの名が付いたユニークな名前の列車を見つけて、「まずはこれや!」と思ったのが始まり。今回はそのレビューをしてみたいと思う。

 

その前にフィンランドに来てみて感じた最初の印象について少し。

 

寒い → これまで大体どこも30℃以上あったアジアから、9月にして一気に14℃ほどの世界へ。バックパックを重くしてた長袖を初めて取り出した。ロヴァニエミに関しては12℃。雪こそ降ってなかったが、朝晩はかなり冷え込んだ。

 

高い → 移動費、食費、宿泊費、すべてがアジアより高くなる。とりわけ北欧は高い。水1本で3€(当時だと大体400円くらい)するのは驚いた。外食もちゃんと食べると10€以上はする。1000円ではせいぜいパンとコーヒーぐらいしか買えない。初日に80€(1万ちょい)下ろしたにもかかわらず宿代なり食費なりですぐに無くなったのを覚えている。数字は小さいものの70€で既に1万くらいになるので、キャッシュカードの残高がみるみる減って行くのを見て取れた。

 

人が寄ってこない → アジアだと外国人観光客は声をかけられる対象になる。「タクシー乗らないか?」とか「ここで食べないか?」とか。だがフィンランドではそういうのが無い。どうやらフィンランド人も日本人同様シャイな国民性らしい。鬱陶しさから解放されたのだが、声をかけられなくなったのはそれはそれでどこか寂しくも感じた。

 

ではいよいよレビュー。まずチケットはヘルシンキ中央駅にて現地で購入した。どこで買えるのかなど、そういう情報も仕入れたかったからだ。

 

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ヘルシンキ中央駅

 

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駅構内。綺麗で開放感がある。改札は無くそのままプラットホーム(この写真だと右手)に向かう。端にチケット売り場、地下にコインロッカーもありました。

 

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ホーム。とにかく横に広い。

 

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国際学生証を持っていたので学割で買おうと考えていたが、どうもフィンランドの学校に通っている学生しか無理らしい(学割って制度自体はあるけど)。なので普通に大人運賃で買うことに。内部の撮影とかもしたかったので寝台席を予約した。車内ではこのQRコードをピッと読み込んでチケットを確認しており、先進的だった。

 

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当日、いよいよ乗り込む。電車のデザインもポップな感じで可愛い。

 

内部を動画で紹介。

 

 

 

 

食堂車も入っていたが、行きは特に利用しなかった(帰りは使った)。

 

乗ってみた感じは特に問題なく、快適に眠れ、快適に過ごせた。二段ベッドで見知らぬ人と共同っていう事態は幸い避けられたのが良かった。ただ快適かどうかは新型車か旧型車かによるかな。帰りは旧型車で全然違った。特に帰りはコーチシート(椅子型の席)だったのでほぼ眠れず 笑

 

最後にサンタクロース村の様子も少しだけ載せておく。

 

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ロヴァニエミ到着

 

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サンタクロース村までは駅からバスが出ていた

 

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9月は閑散期だったみたい。観光客もほとんどいないし雪も積もってなかったので、ネットの写真で見るようなサンタクロース村とはちょっと違った。まぁ仕方ない。

 

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装飾がクリスマス一色。テーマパークだけどアトラクションがある訳ではなく、実態はほぼお土産屋。サンタさんと写真を撮るサービスもある。専用のカメラでしか撮ってくれないので自動的に有料(たしか35€くらいだった)。

 

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ここで絵葉書を買い、書いて送ることができる。実際送り先からちゃんと届いた連絡が来ました。

 

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トルコ編【勝手に世界一周振り返り】上空で誕生日を迎える

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2015年9月17日。ちょうど世界一周中に被るので、この日をどこで過ごそうかは旅が始まる前から考えていた。最初はインドで過ごす予定だったが、インド滞在がそこまで持たなくて(気持ち的に 笑)、次のドバイもさすがにそこまでいると長くなるなぁということで、自然とトルコになった。

 

イスタンブールから夜行バスでカッパドキアという街へ。正直僕はここが一大観光地だったことを知らず、イスタンブールの宿で出会った日本人に「(写真も見せながら)良かったよ〜」という話をされたのをきっかけに急遽向かうことを決定。

 

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僕が使ったバスはNEVSEHIRという会社。イスタンブールで泊まってた宿のスタッフさんが予約してくれた。その時に言われたのが「日本人はホントによくカッパドキア行くよね〜」

 

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簡単なお菓子が支給される

 

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 カッパドキアはかなり観光に特化した街だなぁという印象を受けた。僕なりに特徴を挙げると、ここにあるのはほとんど、宿泊地、レストラン、お土産屋、旅行会社(オプショナルツアーを申し込める用に)の4つ。いわば観光客のためのサービスしかない。オフィス街ではない点が、まるでテーマパークにいるような非日常な空間に感じられた。

 

この日はカッパドキア2日目。前日朝に到着するや否やすぐにツアーに参加することになったハードなスケジュールで始まった(笑)のだが、2日目も早朝4:30から始まった。気球に乗り、暗いうちに上空に上がって日の出と奇岩群を見るツアーに申し込んでいたからだ。

 

カッパドキアでは大きく4種類のツアーが用意されている。レッドツアーグリーンツアー、ブルーツアー、そしてこの気球ツアー。レッドツアーはカッパドキア北部の名所を回るツアー、グリーンツアーは南部の名所を回るツアー。あまりに広大なので個人で回るのは難しく、ここはお金を払ってでもツアーに乗っかる方がベターだなと、実際にブルーツアー以外の3種のツアーに参加してみて感じた。宿まで迎えに来てくれるし主要名所を効率よく回ってくれる。ツアーバスのドライバーはカッパドキアの宿を大体熟知しているので、「ここに泊まってる」といえば分かってくれるとこがすごい。以下にある旅行会社のサイトにあったレッドツアーとグリーンツアーの概要を載せておく(英語)。

 

レッドツアー

North Cappadocia (Red Tour) - Daily Tours & Activities | Hot air ballooning Cappadocia, Cappadocia Turkey

グリーンツアー

South Cappadocia (Green Tour) - Daily Tours & Activities | Hot air ballooning Cappadocia, Cappadocia Turkey

 

気球ツアーは僕自身の動画で紹介

 

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こんな暗い時間から始まる。一生懸命膨らましてる。

 

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僕が乗った気球の操縦士さん

 

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だんだん日が昇ってきた

 

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フライト後はシャンパンで乾杯

 

ちなみに気球ツアーは色んな会社が主催していて、プランも色々あるようだ。料金は安いけど大人数で乗るのでゴンドラの端に行って景色を撮るのが難しいやつ、料金は上がるけど少人数ゆえにみんな景色を撮れるやつ。僕は旅行会社の人に勧められたのと、やっぱり景色を撮らないと意味がないという気持ちで後者のプランを選んだ。

 

気球ツアーのあとは一旦宿に戻ってから9:00(たしか)からグリーンツアーに参加。

 

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洞窟。年配の方も元気に登っていた。

 

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お土産屋

 

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ツアーには昼食が付いている。店は決められており、何種類か好きなものを選べた。

 

1日に2つのツアーに参加し最後はかなりヘトヘトだったが、とても充実した誕生日となった。今後も絶対に忘れない。忘れられない。

 

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僕が泊まった、Dorm Cave by Travellers

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カッパドキアにはこういう洞窟ホテルに泊まるのも一つの楽しみになる。

 

追記 ツイッター(@yuuuu7en)始めました!

ドバイ編【勝手に世界一周振り返り】VIPタクシーに導かれる

ここも行ってみたいと強く思ってた国。豪華なサービスで有名な中東のエミレーツ航空に乗ってみたかったこと、高校の地歴の影響でもともと砂漠とイスラーム世界に興味があったことに加え、『世界の日本人妻は見た』というバラエティー番組で初めて見たドバイの映像に素直に心惹かれたからだ。「世界一の〇〇」が数多くあるドバイとは、一体どんなとこだろう。そんな形で。

 

今回も単なる旅行記にはせず、僕の失敗談から役立ちそうな旅の技術をシェアしようと思う

 

まずはタイトルのエピソード。ドバイに着いたのが夕方の5時くらい。暗くなり始めた、外ではネットが繋がらない、見知らぬ土地、ということで空港からホステルまではタクシーを使う。いい加減公共交通機関では行かなこの先持たないと思いながらも 笑

 

タクシー乗り場に向かう。係員に誘導されたが、何か違う。黒いレクサスで革張りのシート、VIPの文字。

 

(これもタクシーなんかな。俺はあっちの白いタクシーに乗るつもりやったんやけど…)

 

嫌な予感がする。それは的中した。初乗りがとんでもない額からスタートし始めたのだ(正確には忘れたが確か70ディルハムぐらい、2500円ぐらい)。

 

『ドバイのタクシーはお手頃なので使いやすい』という情報は事前にネットで掴んでいたからすぐ分かった。

 

(あっ、やっぱこれVIPタクシーや。あっちの白いのが普通のやつやん!)

 

マジか…外国人だからかな…

 

以降、到着するまでずっとメーターを見続けていた。VIPに乗ると一体いくらになるんや、結構下ろしたけど足りなくなったらヤバイな…

 

Googleマップだと空港からそこまで離れてない。だがなかなか着かない。運転手も明らかに迷っていて徘徊していた。徘徊して時間がかかった部分は幸いメーターを止めてくれてたので、そこは高評価(笑)。最終的に1時間ぐらいかかり、運賃は5000円ぐらいかかった記憶がある(所持金の範囲内でよかった)。

 

この辺に関しては中国からずっとそうだったが、安宿は基本的に知名度が低いので、タクシー運転手も場所が分からない場合が多い。バックパッカーはやっぱり自分で調べて行った方がいい。そこで今回はオフラインでも場所を記録しておく方法を紹介しておこう。

 

※ 実はSIMカードを入れ替えさえすれば、その国でも日本にいるのと同様にネットが使える(今僕はこちらの方法を採っている)。ただ世界一周当時はその技術を身につけていなかったので、今回の方法は現地のSIMカードを持っていない場合でのもの。

 

実際に空港から、ドバイで利用したBackpacker Hostel Dubaiまでの行き方を例に挙げます。おそらくドバイ最安値。

 

前提 → Wi-Fi完備の宿を選ぶのと、前のホステルにいるうちに調べ尽くしておく

 

毎回宿はWi-Fiが備わっているところに泊まりましょう。そもそもWi-Fiが無い(観光地化されてないところや途上国はあり得る)と予約も何もできません。Wi-Fi完備か否かは大体予約サイトに記載されています。そして移動時はしばらくネットが使えません。移動前にWi-Fiが使える最後の場所、すなわち前のホステルにいるうちに次の宿を予約し、道順を調べておくのです。この前提を踏まえた上で、

 

Googleマップでホステルの場所を検索

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検索したら、「行きたい場所」に保存しておくと、緑色のピン(③の写真参照)が立ってあとで確認しやすい。

 

② 経路検索で公共交通機関の路線や最寄り駅(またはバス停)を調べる

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③ 移動元から移動先までが画面に収まるようにスクリーンショット(以下スクショ)する

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公共交通機関で向かう場合、最終的には自分の足で目的地に到達する形になります。目の前に駅やバス停があるのは稀です。なので最終的には最寄りの駅(またはバス停)とホステルが画面に収まるスクショが必要。今回はBurjuman駅が最寄り。

 

④ スクショを縮尺を変えて何段階か撮る

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縮尺を大きくすると、通り名や建物など近隣情報がより詳細になる。歩きで行く際、非常に役に立つ。

 

結局このVIPタクシーの件が、今後は絶対にタクシーは使わんぞ!!という気持ちに変わるきっかけになり、以上のスクショ術は次の国トルコから使うことになります。実際その後ヨーロッパアメリカともに一度もタクシーを使うことはありませんでした。是非活用してみて下さい。

 

最後は簡単なギャラリーを設けます 笑

 

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レモンウォーター

 

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エミレーツ航空は、エコノミークラスでもウェルカムドリンク(1枚目のレモンウォーター)とおしぼりをサービス

 

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インド路線だったので機内食はカレー

 

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アブラという帆船に乗って運河を渡る

 

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郊外にある砂漠。砂山を4WDで暴れ走るデザートサファリを経験したり、アラブ伝統舞踊を鑑賞したり。

 

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ブルジュ・カリーファの AT THE TOP という展望台からドバイのダウンタウンを臨む

 

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パームジュメイラの先端にある高級ホテル、アトランティス・ザ・パーム。この写真を撮りたかった。

 

追記 ツイッター(@yuuuu7en)始めました!